企画展 あーとは物語る 

会期:平成19年(2007)6月9日(土)〜8月5日(日) -終了しました-

 

「初めに言葉ありき。言葉は神と共にありき。言葉は神であった。」(『新約聖書ヨハネの福音書1章1節』)と聖書が語りかけるように、言葉は人間の行動を規定してきました。鳳凰や龍などの想像上の生き物たちは、書物の中で形を整え、artの中で具体的な姿態を得てきました。また、洋の東西を問わず、書物に著された物語は、絵画や工芸によって具体的な形を持つことで私達に共通に認知されたものとして理解されるようになります。

我が国では、平安時代の終わりに巻物の形に文字と絵画によって物語を表わした絵巻が作られます。『伊勢物語』や『源氏物語』等の作り物語で始まった絵巻は、扱う主題を多様化するとともに形式も様々に変容していきます。

今回の展覧会では、『源氏物語』等の日本の古典を題材とした物語絵の世界、伝説の中に息づく者たち、漢文学の世界、文学の挿絵、その他の5つのテーマに分け、約90点の作品をご紹介いたします。

ぜひこの機会に、物語るアートを前に、作品が語りかける世界に耳を傾けてみていただければ幸いです。

 

 

 

 

■開催概要


会期

平成19年(2007)6月9日(土)〜8月5日(日)


開館時間 午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで) 

休館日 

月曜日(*月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)


観覧料

一般500円/中・高校生300円/小学生200円       

(20名以上の団体のお客様は2割引となります)  ※土日は小中学生の方無料


交通 

 ◎バス利用→JR東海道線・浜松駅より

           JR浜松駅北口を出て、遠州鉄道バス乗り場(12番乗り場)から 

           [内野台行]乗車[元浜町]下車 (約8分)  

            ◎車利用→浜松駅よりタクシーで5分  

            東名浜松IC、または浜松西 ICから約30分 二俣街道沿い    詳しい交通案内はこちら


主催  財団法人平野美術館

後援 浜松市

お問合せ  財団法人平野美術館  〒430-0942浜松市中区元浜町166番地 TEL.053-474-0811

 

 

 

展覧会の見どころ


古典を題材とした物語絵の世界

  『伊勢物語』、『源氏物語』、『平家物語』等の一場面 

伝説の中に息づく者たち

  「鳳凰」、「龍」、「仙人」等を描いた絵画 他

漢文学の世界

  『三国志』、『竹林七賢』等を題材とした絵画 他

文学の挿絵

    芹沢_介『どんきほうて』 他

  その他

    田宮話子「香久の国」、勝国彰「陀羅尼」、三宅良史「ドンドラ様とのんのんさん」 他

以上、5つのテーマに分け、計90点の作品をご紹介いたします。

 

※会期中一部展示替を予定しています。

  前期/6月9日(土)〜 7月8日(日)    後期/7月10日(火)〜8月5日(日)

 

 

 

講演会  -終了しました-


「じかに見る・デジタル画像で見る日本画」  

開催日:平成19年(2007)71日(日)午後2時〜

講 師:高松良幸氏(静岡大学情報学部教授)

    定 員:先着15名  (中学生以上)

    参加費:無料(※本展の観覧券が必要)

 

 

*内容* 

 美術館で作品を鑑賞する時、作品は展示ケース越しであったり、作品に近づけないようになっていたりと、間近で作品を見ることはなかなか出来ないのが現状です。

 そこで今回の企画では特別に出品作品の中から数点を選び、皆様に展示ケース越しではなく間近で日本画を観ていただく機会を作りました。

 更に、その作品をデジタル画像で拡大し細部までじっくりと見てみましょう。そこから日本画の新しい見方を発見してみませんか?

 講師の先生がわかりやすく解説してくれますので、皆様お気軽にご参加下さい。

 

*申込方法*   

あらかじめ、お申込が必要となります。 

平野美術館受付までお越しいただくか、お電話にてお申込ください。

(Eメールでのお申込は受け付けておりません。)

 

 

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