特別展
にゃんとも猫だらけ in 浜松
～平木浮世絵財団の名品を中心に～
～終了しました～
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人と猫との交流は、5,000年程前、エジプトで猫が家畜として飼育されたことに始まります。当時から猫は愛され、ミイラまで作られ大切にされていました。ヨーロッパでは様々な品種改良が進み、高価な値段で売買される猫もありました。一方、西表山猫のように日本が南米と陸続きだった頃、西表島に残され、生き延びた化石のような猫もいます。 また、猫にまつわる物語も多様で、江戸川乱歩の小説や江戸時代の猫又伝説に出てくる魔性の猫など多岐にわたっております。現在、多くの家庭で猫は飼育されていますが、猫の立場は、一昔前までのねずみを捕るために飼われた家猫から、愛玩猫に変化しています。 今回の展覧会は、平木浮世絵財団様のご好意により、江戸中期以降から明治期にかけて活躍した喜多川歌麿、歌川広重、歌川国貞、歌川国芳、尾形月耕らの著名作家による浮世絵版画約80点から構成されています。猫というモチーフを扱いながら『源氏物語』の「女三宮」の段や怪猫譚などの物語に取材したもの、歌川広重の描く「江戸百景」に見られるような点景として描かれたもの、歌川国芳の猫を使った当て字に見られる戯画など様々です。
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■開催概要
| 会期 | 平成19年（2007）11月3日（土）～12月16日（日） |
| 開館時間 | 午前10時～午後5時(入館は4時30分まで) |
| 休館日 | 月曜日（＊月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館） |
| 観覧料 |
一般500円／中・高校生300円／小学生200円 (20名以上の団体のお客様は2割引となります) ※土日は小中学生の方無料となります |
| 交通 |
◎バス利用→JR東海道線・浜松駅より JR浜松駅北口を出て、遠州鉄道バス乗り場（12番乗り場）から [内野台行]乗車[元浜町］下車 （約8分)
◎車利用→浜松駅よりタクシーで5分
東名浜松IC、または浜松西 ICから約30分 二俣街道沿い |
| 主催 | 財団法人平野美術館、中日新聞東海本社 |
| 協賛 | スズキ株式会社 |
| 協力 | 財団法人平木浮世絵財団、江戸文物研究所、ヤマトロジスティクス株式会社 |
| 後援 | 浜松市、ＮＨＫ静岡放送局、テレビ静岡、テレビはままつ、K-MIX、NHK浜松文化センター、浜松中日文化センター、中日ショッパー |
| お問合せ | 財団法人平野美術館 〒430-0942浜松市中区元浜町166番地 TEL.053-474-0811 |
■関連事業 終了しました
特別講演会 「浮世絵の中の猫たち」
日 時／2007年11月17日８（土） 午後2時～
定 員／先着15名 （中学生以上） （事前申込制）
■展覧会の見どころ
猫をモチーフにした浮世絵を多数展示します。ユニークな猫の仕草や表情をお楽しみくただい！
新しい浮世絵の魅力発見です！
①「国芳と猫」
歌川国芳「流行逢都繪希代稀物」1952頃 大判錦絵三枚続（平木浮世絵財団蔵） 他
②「猫の生態」
歌川広重「江戸名所百景 浅草田甫酉の町詣」1857 大判錦絵（平木浮世絵財団蔵）
他
③「意匠として」
歌川国芳「國芳もやう正札附現金男 野晒悟助」1845頃 大判錦絵（平木浮世絵財団蔵） 他
④「戯画」
歌川国芳「其まゝ地口猫飼好五十三疋 下」1848-54 大判錦絵三枚続の内
歌川国芳「猫の當字 ふぐ」1830-44 大判錦絵
歌川芳藤「流好温泉の圖」1880 大判錦絵（平木浮世絵財団蔵） 他
⑤「女性と猫」
月岡芳年「風俗三十二相 あったかそう 寛政年間町家後家の風俗」1888 大判錦絵
（平木浮世絵財団蔵）
歌川国芳「園中八せん花（菊）」1844-48 団扇絵判錦絵（平木浮世絵財団蔵）
他
⑥「信仰と猫」
無款「（八代目市川団十郎死絵）」1854 横大判錦絵（平木浮世絵財団蔵）
他
⑦「物語の中の猫」
歌川国貞「女三宮」1830-44 掛物絵判錦絵（平木浮世絵財団蔵） 他
⑧「怪猫」
歌川国芳「五十三次の内 岡崎の場」1835 大判錦絵三枚続（平木浮世絵財団蔵）
歌川国芳「東海道五十三次之内 白須賀 猫塚」1852 大判錦絵（平野美術館蔵） 他
※会期中一部展示替を予定しています。
財団法人平野美術館 〒430-0942 静岡県浜松市中区元浜町166番地 TEL.053-474-0811
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