松井冬子展
2008年10月25日(土)〜12月14日(日) 〜終了しました〜
2005年4月成山画廊で個展を開き、たちまち画壇の寵児となった日本画家 松井冬子は、静岡県周智郡森町に生まれ、高校時代までを同町で過ごしました。
2007年度東京藝術大学博士課程を修了し、日本画専攻の女性としては初めての博士号を取得し、2008年5月に静岡県文化奨励賞を受賞した松井は今最も注目を集めるアーティストです。
2004年に発表した彼女にとって記念碑的な作品となった《浄相の持続》を見れば、「それぞれの作品は、蓄積された受動的なうっ屈による自己倒壊に近い状況において、自己を保持し続ける感覚や、緊迫感の持続による爆発的なエネルギー、置き換えるなら『怒り、ゆがみ、閉塞感、牢獄、狂気、ヒステリー』といったものの断片を示しています。」という作家の意図がうかがえます。一見死の香りさえ漂う奇想を凝らした画面の深奥に作家の日本画に対する真摯な思いと、卓越した画才に衝撃を受けざるを得ません。
作家にとって静岡県初となる本展は、松井の代表作約30点を一堂に展示いたします。 着想の妙と抜群の写生力、さらには、描く対象の内包する真の姿を提示する作家の姿勢に日本画本来の持つ意味を改めて確認することとなるでしょう。
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■開催概要
■展覧会の見どころ 松井冬子の代表作約30点を一堂に展示いたします。 新作の展示も行います。
■関連事業 松井冬子サイン会 −終了しました− 日 時/2008年11月9日(日) 15:00〜17:00
当日はNHK DVD「痛みが美に変わる時〜画家・松井冬子の世界〜」の先行販売を行う予定です。
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