ワークショップ


風呂敷で包んでみよう いろんな形   -終了しました-

 

日時/平成15年1月12日・19日26日

 

日常生活にあるものを風呂敷で包んで、持ったり飾ったりする体験講座です。今年度は、風呂敷の歴史にも触れながら、現代に受け継がれている瓶や本などの包み方をご紹介しました。

  • 浮世絵の中の風呂敷
    今年度、当館に本多浮世絵コレクションが寄贈されたのを機に「本多浮世絵コレクション 東海道を旅する人々展」が開催されましたが、今展の浮世絵の中にも「運搬用具としての風呂敷」がいろいろな形でご覧いただけます。
    歌川広重「東海道五十三次 濱松」(行書東海道)には、街道からそれて松を見に立ち寄った旅人が背中に風呂敷包みを結んでいる姿がみられます。広重の「東海道五拾三次」などの絵画資料には、江戸時代の旅人の姿が生き生きと描かれていて、当時の風呂敷を使った荷物の運搬方法を具体的にみることができます。
  • 日本人の知恵によって育まれた風呂敷
    過剰包装の紙袋や使い捨てビニール袋の大量消費が問題となっている現代社会ですが、風呂敷で瓶や本などいろんな形を包むことができます。形に合わせて包んだものを肩で担いだり、手で運んだり、また贈り物を保護する飾り包みもあります。
  • 幅広い世代に通じる風呂敷
    今回のワークショップは学生から社会人まで幅広い年齢層の受講となりました。普段使い慣れない風呂敷でワインの瓶が二本一緒に包めたり、小物を入れるバッグが出来たり、その意外性が皆さんの印象に残ったようです。
      多用な広がりを持った現代の日常生活の中で、自分に合わせた文化の取り入れ方を見つけていただくヒントになったのではないでしょうか。

 

平成14年1月19日平成14年1月26日

平成14年1月26日

 

 

 

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