アートにみる動物たち ※終了しました。
平成25年8月17日(土)〜10月14日(月・祝)
古来より、動物は絵画や彫刻などのモチーフとして様々な場面で表現されてきました。私たちは、命ある“生き物”たちに時に魅了され、時に畏敬の念を抱いてきました。日本においては、鳥や動物といった絵画の主題を早くから確立し、毛描きや垂らし込みといった技法も取り入れてきました。
江戸時代後期に活躍した森狙仙は動物画を得意とし、とりわけ猿画の名人と称されました。繊細な毛描きを駆使して制作された「岩上双猿図」では、猿の毛並みが見事なまでに表現されています。また、鼠を描かせれば天下一と称された白井直賢の「枇杷にねずみ図」では、二匹の鼠が細部まで正確に描写されており、そのデッサン力の高さがうかがえます。さらに、明治時代、欧米に日本茶を輸出する際につけられた商標「蘭字」では、様々な動物たちがデザインされ、それが日本茶の売り込みに一役買いました。
本展覧会では、江戸時代から現代に至るまでに描かれた動物たちの世界をご紹介いたします。先人たちが好んで描いた動物たちの世界をご覧いただくとともに、私たち人間との深いつながりを再認識していただければ幸いです。
■開催概要
- 会期
- 平成25(2013)年8月17日(土)〜10月14日(月・祝)
- 開館時間
- 午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)
- 休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)
- 観覧料
一般500円/中高生300円/小学生200円
※土日に限り小中学生は無料
※20名以上の団体客様2割引
- 交通
◎バス利用→JR東海道線・浜松駅より
JR浜松駅北口を出て、遠州鉄道バス乗り場(12番乗り場)から
[内野台行]乗車[元浜町]下車 (約8分)◎車利用→浜松駅よりタクシーで5分
東名浜松IC、または浜松西 ICから約30分 二俣街道沿い
- 主催
- 公益財団法人平野美術館、静岡県博物館協会
- 後援
浜松市
- 特別協賛
株式会社丸八アセットマネージメント
- お問い合わせ
公益財団法人平野美術館 〒430-0942 静岡県浜松市中区元浜町166番地
TEL.053-474-0811
●展覧会の見どころ●
動物たちが描かれている、江戸時代から現代に至るまでの日本画を中心に53点ご紹介します。