美人画は外見の美しさだけでなく、内面の美しさも含めて表現された作品が多くあります。
「美人」の基準は様々であり、描かれた美人には画家からの目線に加え、その時代の世相や流行をも垣間見ることができます。
江戸時代、多色刷木版画を創始した鈴木春信は、細身で上品な仕草の女性を描き人気を博しました。
幕末になると渓斎英泉の作品にみられる妖艶で退廃的な女性像が登場します。
そして明治時代以降、上村松園、鏑木清方などが市井の女性を描き、清麗な女性像を多く残しました。
日本画において「美人画」というジャンルが確立したことで美人画の名手が続々と現れます。
中には風俗画としての側面を強く意識する伊東深水などの画家もおり、精力的に活動しました。
本展では、江戸時代から現代に至るまでの美人画を多数ご紹介いたします。
ぜひこの機会に、時代ごとに移り変わる美しさやその背景を感じて頂ければ幸甚に存じます。
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日が休館)
一般500円/中高生300円/小学生200円
※土日に限り小中学生は無料
※20名以上の団体客様2割引
※障害者手帳をお持ちの方、および介助者1名まで100円引(その他割引併用不可)
◎バス利用→JR東海道線・浜松駅より
JR浜松駅北口を出て、
遠州鉄道バス乗り場(12番乗り場)から
◎車利用→浜松駅よりタクシーで5分
東名浜松IC、または浜松西ICから約30分 二俣街道沿い
公益財団法人平野美術館
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