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特別展
美しき装身具ー彩りを添える櫛かんざしー




雲鶴文様象牙柳川櫛



櫛とかんざしの歴史は非常に古く、日本では縄文時代から使用されていました。はじめは魔除けとしての意味合いが強かったようですが、髪型の変遷とともに装飾品としての役割が大きくなっていきます。その文化が花開くのは江戸時代頃からです。職人たちが作り出す美しい意匠や細工は人々の心を掴み、暮らしに彩りを添えてきました。また、大正から昭和にかけて、象牙や鼈甲などの代用品として用いられるセルロイドの発明により、庶民の間にも美しい意匠の櫛かんざしが普及しました。
 東京青梅市にある澤乃井櫛かんざし美術館には、「岡崎智予コレクション」を一括して継承したものに、新規の収蔵品が加えられ、約4千点以上もの作品が収蔵されています。江戸時代の貴重な櫛かんざしから、大正・昭和のノスタルジー溢れる作品まで幅広く収集されたコレクションは、櫛かんざしの文化を網羅しているといって良いでしょう。
 本展では、櫛かんざし美術館からお借りした貴重な作品を数百点展示いたします。ぜひこの機会に、それぞれの時代に彩りを添えた櫛かんざしの美しさをご覧いただければ幸いです。


 


会期
2021年(令和3)年8月28日(土)~ 10月17日(日)
開館時間
午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日

月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)

観覧料

一般800円/中高生300円/小学生200円      

※土日に限り小中学生は無料 
※20名以上の団体客様2割引
※キッズアートプロジェクトしずおか ミュージアムパスポート利用可
※障害者手帳をお持ちの方、および介助者1名まで100円引(その他割引併用不可)
(1名様1回限り。他の割引との併用はできません。)

交通

バス利用→JR東海道線・浜松駅より

      JR浜松駅北口を出て、
      遠州鉄道バス乗り場(12番乗り場)から

      [内野台行]乗車 [元浜町]下車 バス停目の前 (乗車時間は約8分)  

◎車利用→浜松駅よりタクシーで5分  

      東名浜松IC、または浜松西ICから約30分 二俣街道沿い

詳しい交通案内はこちら

主催
公益財団法人平野美術館、中日新聞東海本社                         
後援
浜松市、テレビ静岡、浜松ケーブルテレビ株式会社、K-mix、中日ショッパー(順不同敬称略)
協力
澤乃井櫛かんざし美術館
特別協賛
株式会社丸八アセットマネージメント
お問い合わせ

公益財団法人平野美術館 
〒430-0942 静岡県浜松市中区元浜町166番地 

TEL.053-474-0811  

 主要出品作品

   
 上「鶴形蒔絵櫛」 下「鶴形脛骨簪」 江戸時代    「桜花文様蒔絵櫛」 江戸時代           「麻の葉文様透彫鼈甲櫛・簪・笄」 江戸時代


    
 「渦巻文様蒔絵櫛」 江戸時代             「乾隆ガラス平打簪」 江戸時代           「水晶平打簪」 江戸時代


    
 「梅松月文様蒔絵螺鈿櫛」 江戸時代        「波濤鶴亀飾り金銀珊瑚鼈甲櫛・簪・笄」 江戸時代







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