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輸出茶ラベル“蘭字”RANJI-開国日本のグラフィックデザイン-

平成24年5月14日(月)〜7月16日(月・祝)※終了いたしました

幕末から明治にかけ、日本と海外との貿易が始まったときの主な交易品は生糸と茶でした。輸出品には木版多色刷りの商標ラベルがつけられましたが、当時これを作っていたのは江戸時代から庶民の印刷文化を担った浮世絵制作工房です。1950年代まで輸出茶につける商標を「ランジ」といってきましたが、中国語由来と伝えられています。商品にラベルを付けることは外国商館の必要から出たものですが、外国に日本を印象づけるデザイン、技術、システムを浮世絵制作者たちがもち、新しい目的の印刷物に対応できる力があったのです。輸出ラベルは外国商館員と日本人による国際デザインプロジェクトが創ったといえます。茶ラベルは大型なので輸出先一般消費者の目に入り易く、19世紀後半の欧米で人気があり、日本ブームのきっかけとなりました。
 本展では、平野美術館に寄託されている未公開作品を多数含めた蘭字やお茶にまつわる資料を展示いたします。ぜひこの機会に、お茶所である静岡で蘭字の魅力を味わっていただければ幸いです。

■開催概要

会期
平成24(2012)年5月14日(月)〜7月16日(月・祝)
開館時間
午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日

月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)

観覧料

一般800円/中・高校生300円/小学生200円       

(20名以上の団体のお客様は2割引となります) 

※土日は小中学生無料

交通

 ◎バス利用→JR東海道線・浜松駅より

       JR浜松駅北口を出て、遠州鉄道バス乗り場(12番乗り場)から 

       [内野台行]乗車[元浜町]下車 (約8分)  

◎車利用→浜松駅よりタクシーで5分  

      東名浜松IC、または浜松西 ICから約30分 二俣街道沿い

詳しい交通案内はこちら

主催
財団法人平野美術館、中日新聞東海本社
後援
浜松市、財団法人世界緑茶協会、社団法人日本茶業中央会、日本輸出組合、NPO法人日本茶インストラクター協会、社団法人静岡県茶業会議所、テレビ静岡、ケーブル・ウィンディ、K-MIX、浜松中日文化センター、中日ショッパー(順不同、敬称略)
お問い合わせ

財団法人平野美術館  〒430-0942静岡県浜松市中区元浜町166番地 

           TEL.053-474-0811

■展覧会の見どころ

平野美術館に寄託されている未公開作品を多数含めた蘭字やお茶にまつわる資料を展示いたします。

 


【特別講演会のお知らせ】

特別講演会「明治の蘭字デザインスタジオ」
日 時:平成24年5月26日(土)午後2時〜3時
講 師:井手暢子氏(蘭字研究家・デザイナ−)
定 員:先着30名(中学生以上)
参加費:無料(但し、本展覧会の観覧券が必要となります)
※要予約ですので、事前にお電話にてお申し込みください。
 受付開始は5月14日です。